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ブログ
2020-06-11 | ブログ, 服のこと

日焼けTシャツ

去年の夏、染めてもらったけんちゃんの藍染めTシャツ
ちょうど、梅雨の時期でなかなか乾かないで時間がかかったのを覚えている

なんか、そういうのもいいなと

地球の天候に左右される、逆らえないあがなえないそういうことってあたりまえだと気が付く、そして受け入れることが実は豊かな創造性を生むのではないかなとおもった

そんな去年染めてもらった藍染めのTシャツを今年も売ろうと、
残りのTシャツを布に包んで日陰にしまっておいたのを開いたら、けっこう日焼けしていた。
いつもなら、もう一度上から染めてもらうのだが、なんだか、これはこれで良い気がしてきた、なんだ、なんだろう
そう、自然の実のようで良いと思った。一年かけたできたひやけ、とてもいとおしくおもった

たとえるなら、梅の実がなり、それを一つずつ取り、仕分けをする
一本の木からとれるのは何個の実だろう。例えば100個としたら
全て形も色も違う。全体でみれば梅の実だが。ひとつずつみたら、個性がある
一年かけてできた実。自分にとって必要な量。とれる量は決まっている。

そんなことを考えてしまった。日焼けしたTシャツ
一枚一枚違う日焼けの仕方。すべてに個性がある
全体でみたら藍染めのTシャツだが、一つ一つ違う表情がある
そして、一人ひとり違う人が着る
あたりまえなことかも知れないがとても贅沢な感じがする

そうやって受け入れることで新しい価値観は生まれるのではないのかと思った。そしてそうやって考えることで気が楽になって心が豊かになって世界は広がるのではと。

そんな、ひやけしたTシャツ

Tシャツはオーガニックコットン使用
染めは  山村建介 さんの本藍染め
日焼けは 一年かけて自然にでた気配の痕跡


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