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ブログ
2020-02-19 | ブログ

産直のこと①

その土地で生まれた技術や、個人で活動してる方々がコツコツと毎日の日常の中で染めたり織ったり縫ったり育んでいる人と一緒に作ることが産直。日本の感性を現代の日常着として残していきたい。

草木染め 藍染めのワンピース × アカネ染めのカーディガン

産直シリーズは、コツコツと生産者の方に合わせたプロダクトです
多分、最初に産直と意識して作ったわけではないが、群馬県桐生市にある工房風花の板野さんとの出会いから始まった
板野さんは草木を染めたり自分で機を作り色々な方に体験と学びとして教えている方です。

工房風花

最初に産直として作ったのは桐生のシルクの糸で作った横編みの試編みです。板野さんから糸を買い、秋田県で編んでもらいました。そのとき、秋田のニット工場の社長から電話があり、とても懐かしい糸だと聞きました。
その社長は福島県の出身でお母さんが蚕の世話をしながら、いつも家で糸を引いていたそうで、その時の、蚕の糸のキュッキュッとした感触を思い出したそうです。

桐生で作っている蚕の糸

産直は日本にあたりまえにあった技術というか、日常に溶けたんだ毎日の日常だったことを思い出す機会があります。

今までに、作ったモノやサンプルで終わったモノを合わせると何点つくったのだろう。草木、藍染め、インディゴ染め、蚕、織物、産地の糸。今後一つ一つ思い出しながらブログに書き溜めていこうと思います。

蛙印さんで作った本藍の板締めワンピース
金井工芸さんで染めてもらった泥染めTシャツ
備後節織のパンツ
2020-02-16 | ブログ, 服のこと

2014 余白

2020-02-15 | ブログ, お店のこと

ものあい×余白×かまわぬ 春コート展

昨年の春に続いて、余白(yohaku)の再生×産直シリーズとして、
相澤染工場(ものあい)さんオリジナルの手甲半天(てっこばんてん)コートの型を使い、印半天のB反で春コートを作っていただきました。(B反は、染めムラになったりして使われなかった生地です)

今年の改良点
1、サイズをワンサイズに
2、洗いを相澤さんで
3、裏側の布はかまわぬさんのB反(襟と袖口)
4、生地のハギレがでないようにしている

1、生地がいろいろ混ざっているので洗ったときに、縮率がすべて違うためサイズを2サイズにしたがあまり意味がなかった、今年は少しオーバーサイズで作り、着る人が自分にあったサイズを探す楽しみ。

2、色がかなり落ちやすいので、相澤さんが一枚一枚特殊な洗い方をして色移りしずらくした。

3、相澤さんが、かまわぬさんに手ぬぐいのB反を手配してくれていた。
自然と再生の輪が広がった感じがして、これは個人的にとても嬉しかった。

4、反物と反物をつなげていくことで、余すことなく生地が使える。製品になったものは、いろいろな場所につなぎとして見える。それがまたデザイン線のようにみえてかっこいい。


<生地>藍染印半天や暖簾(のれん)のB反
襟と袖口(内側)は、かまわぬさんのてぬぐいのB反
<型>ものあいオリジナル 手甲半天(てっこばんてん)コート
<加工>ワンウォッシュ(柔らかさ、色止め効果)
<未加工>生デニムのように自分で色落ちをたのしめる


1枚1枚、柄や色合いのちがう藍色の春コートが30着くらい並びます 。
期間中は、ものあいさんのオリジナル小物(藍の型染めハンカチ・スカーフ・ストール、吾妻袋・本気祭り半纏・ハギレなど)の販売もします。
https://www.mono-ai.jp/

ものあい × 余白 × かまわぬ 春コート展

2/21(金)~3/14(土)
・2/23(日)は臨時で営業します

web shopは、2月下旬~3/16(月)まで

余白
東京都台東区鳥越2-2-7
浅草線蔵前駅、JR浅草橋駅から徒歩8分
大江戸線蔵前駅、大江戸線・つくばエクスプレス新御徒町から徒歩15分

2020-02-14 | ブログ, お店のこと

産直×再生(ものあい×余白×かまわぬ)

去年の今頃、販売した手甲半纏コート。私は相澤さんに電話をした。
理由は松煙染めがやりたくてネットでやたらと検索をしていたら、モノアイさんにたどり着いた。そしてモノアイさんは相澤染工場さん(https://www.aizawa-senkojo.jp/)という昔からの工場さん

創業明治39年、印半纏や暖簾を伝統的な技法で作っている工場さんだったと知った。とりあえず、電話をした。多分、自分自身よくわからに電話をした。
結果的にゆうと松煙染めをやっていたわけではなく、呉汁に藍染めをしているということがわかった。ん?なんだそれ。気になったので、後日工場にいった。

工場に行き、なるほど。松煙染めではなく。半纏を染めている工場さんだった。そして、素晴らしい工場だった。帰り際に、相澤さんにB反ってでるんですか?と聞いてみた。多分、私の職業病なんだと思う。

相澤染工場

相澤さんがありますよと生地を出してくれた。
その瞬間、なにかがひらめき、コートを作りましょうと話になり、ちょうど相澤さんもコートを作っているところだったので全てが重なり一緒に作らせてもらった。出会いと偶然とタイミングは本当に面白い。そして、それが形になり繋がっていけることが幸せなことだと思う。

このコートは半纏をベースに現代でも着れる形になっている
袖の部分が鳶の人が着る形になっていて、とてもお気にいりだ
普通にコートを作ってしまったら、なにか外れすぎていると思っていたので、日本のしきたりにあっているというか、無駄に縛りがあって良い気がした。

手甲半纏コート

これは、去年の話。そして今年もまた作りました。
去年作ったものから少し変更してます

今年の改良点
1、サイズをワンサイズに
2、洗いを相澤さんで
3、裏側の布はかまわぬさんのB反
4、生地のハギレがでないようにしている

1、生地がいろいろ混ざっているので洗ったときに、縮率がすべて違うためサイズを2サイズにしたがあまり意味がなかった、今年は少しオーバーサイズで作り、着る人が自分にあったサイズを探す楽しみ。
2、色がかなり落ちやすいので、相澤さんが一枚一枚特殊な洗い方をして色移りしずらくした。
3、相澤さんがかまわぬさんに手ぬぐいのB反を手配してくれていた。
これは個人的にとても嬉しかった。自然と再生の輪が広がった感じがして。
4、反物と反物をつなげていくことで、余すことなく生地が使える。製品になったものは、いろいろな場所につなぎとして見える。それがまたデザイン線のようにみえてかっこいい。

藍の色は自然光でいろいろな色に見える

一つ一つの表情が違う。見て着てとても楽しい。まるで、着る人を待っているようだ。サイズもバラバラ、色や柄もバラバラ、同じものはない。とても贅沢な気がする。木々のように一つ一つ均質化されていない服。なにかここに心の中で喜びにつながる何かがある気がする。

2020-02-11 | ブログ

ふるえる

朝、起きたら

さむかった

手足が顔が冷たくなっていた

目が覚めているのか寝ているのかわからなかった

今、ここにいることが不思議だった

毎日の毎日が僕の中で楽しくもなく悲しくもない日々

明日の朝方、呼吸をするのはだれ

僕の精一杯を胸に

息をはくと

たばこをすったように白く煙がでる

それは

いつかきっと、煙は天高く、宇宙へいくのだと思っていた

僕は宇宙から君を見下ろす

冷たくなったからだ

いつかきっと、誰かが僕を起こしてくれる

毎日の毎日の内側から

2019-10-25 | ブログ, 服のこと

liquid / 2019 AW

yohaku 2019 Autmun Collection

リキッド

液体すなわち水をテーマに日本の四季を
色と形を通して展開していきます
季節の定番服

今回、余白に集まっちゃった展に次の色のテーマの冬、凝固があります
寒くなり水は凍り始めていく
液体から凝固へ

冬の定番服

この水を通した展示会はこれから四季と共に続きます。やり続けることで新しい何かを発見できればと思います。
そして、皆さんにもその発見した時のフワッとした気持ちが共有できるようになれたら良いです

日本には四季がある
それはとても豊かなことだと思う
自然の四季を通して、その時の瞬間を色と形に残していく
色で季節を感じられるのは
素晴らしいことだと思う

2020-02-10 | 服のこと

無駄話

ブログにしてよかった点は、無駄話がかけることだ
余白の服はとてもシンプルだけど
一つ一つ無駄なことが沢山積もった服なんだと思う

いや、なんだろ。もしかしたら、私は面倒な人間なのかもしれない
いちいち作り方が面倒くさい
とても遠回りして作る

けれど、そういうのが楽しいと思っている
せっかく、人間同士で作っているのだから無駄話をしながら作りたいと思っている。そして、その無駄話から夢が膨らむ
それが、作る上での糧になっているような気がする
いや、勢いで書いているから嘘かもしれない

嘘かもしれないけど、作るには人がいないと作れない
もちろん、売るにも売る人がいないと売れない
そして、着てくれる人がいないと余白は続けらない
一つでも欠けてしまったら、無駄話は生まれてこない

全ての人と無駄話ができることは幸せなんだと思う
偶然知り合った人たちと、今、この瞬間つながっていると思うと
なんか良い感じな気がする。多分。

よし、明日もがんばろう

2020-02-10 | ブログ, 服のこと

定番のこと①

定番は再生シリーズでやって気が付いたことから生まれたプロダクトです

定番シリーズのセットアップ

生地を残さないように作る
同じ形モノを縫い続けることで、縫製の効率があがる
付属品(テープや紐、ファスナー)など白に統一することで、ロスがでない
上記3点をやることで工場に負担がかからないように製造コストが圧縮できる

現在、定番で作っているものは、シンプルな日常着です
形や素材は日常生活するうえでストレスがかからないように考えて作っています
そのため、生地は全てオリジナルで作っています
茶綿(オーガニックコットン)と吊編み機を使った生地づくりをしています

生地を作っているのは、すべて和歌山県です

シンカー機 茶綿のシリーズは全てシンカー機を使用

私の経験の中の服を作る上で、定番を作るのが一番難しいです
素材や付属品の値段の高騰や廃業、縫製で使えてたミシンが使えなくなったり
同じ糸番手の同じ編み、染色をした時のブレ
などなど、いろいろ綿の質だったり人だったり、時代の流れで変化していく中で
動くものを、同じように安定して作るというのはとても難しいです
そのため、ある程度曖昧にやっている部分もあります

定番でありながら、安定したモノではなく、不安定なモノをつくるようにしています。ちょっと自分でもよくわかないことを言っていますが。そう、余白は安定の中の不安定を作るようにしてます。ますます、よくわからんな。まあいいや。

綿は作物です。時期や取れる場所で糸の質は毎回違います。編み機も使う人で違います。そういう、自然らしい部分が残っているものが私にとって良いものだと感じています。そして、それらが心地よいものに変換されていくのではと思って作っています。

モデルのゆりっぺ

定番を作るときは同じ人に連絡をして、同じように無駄話をして、すべて同じにみえて違うかたちの服が出来上がる。そして、それは着てくれる人の喜びに繋がるのではとおぼろげに考えてます。

茶綿の裏毛シリーズ

今月から働いてくれる空さんが書いてくれた文章を最後に引用します

服作りに関わる人たちと
これこらもこの先もつながっていきたいと思った
だから、余白の定番を考えた

そんな人たちの生み出す服を着るということは
この循環を途切らさないということ。
この循環に関わるということ
な気がします
合ってるかな

まさにです。ありがたや。

2020-01-31 | ブログ, お店のこと

2月のスケジュール

2月のスケジュール

イベント
“ものあい × yohaku 春コート展” 2/21(金)~29(土)

相澤染工場(ものあい)× yohaku
昨年の春に続いて、yohakuの再生×産直シリーズとして、
ものあいさんオリジナルの手甲半天(てっこばんてん)コートの型を使い、
印半天のB反で春コートを作っていただきました。

明治時代から受け継いできた日本の染めの技術を、現代の生活に馴染むように着て欲しい。今回は、かまわぬさんのてぬぐいのB反を襟と袖口の内側に使っています。
1枚1枚柄や色合いのちがう藍色コートが30着くらい並びます。
*B反(染めムラになったりして使われなかった生地)


<生地>藍染印半天や暖簾(のれん)のB反、
襟と袖口(内側)は、かまわぬさんのてぬぐいのB反
<型>ものあいオリジナル 手甲半天(てっこばんてん)コート
<加工>ワンウォッシュ(柔らかさ、色止め効果)
<未加工>生デニムのように自分で色落ちをたのしめる

期間中は、ものあいさんのオリジナル小物(藍の型染めてぬぐい・ハンカチ・ストール、吾妻袋、ハギレなど)の販売もします。

https://www.mono-ai.jp/

*2/23(日)は臨時営業
*2/7(金)8(土)は、展示会出展のため臨時休業


余白
東京都台東区鳥越2-2-7
浅草線蔵前駅、JR浅草橋駅から徒歩8分
大江戸線蔵前駅、大江戸線・つくばエクスプレス新御徒町から徒歩15分

2020-01-29 | ブログ, 服のこと

再生のこと①

再生シリーズはかれこれ12、3年目?
最初に始めたきっかけは別に再生シリーズとは呼んではいなかった
ただ、残った生地が工場の倉庫に眠っていて、倉庫の整理に行ったときに、捨てていたのが嫌だった。それから、自分で ブランドをやりたいと思って、売るものを考えていた時、工場で捨てていた生地が目に入った、勿体ないから、これを使おうと思っただけ 。それがはじまり。

秋田にある縫製工場

工場の倉庫に余った生地は、どんどん山のように積み重なっていく
特にそれらの生地はまた使われることは殆どなかった
倉庫がパンパンになったら、あとは捨てるだけ
昔は月に一度秋田の工場に行って、倉庫の整理をしていた
使う生地と捨てる生地を分けに選別をするため
殆どが使わない捨てる生地だった
そのたびに、倉庫の中で眠っている生地がなんだか寂しそうに見えた

倉庫にある残った生地 いろいろと混ざっている

感傷的になっていたのもあるのかもしれないが
それは別にしたとしても、やっぱり勿体ないから使った
あとはお金もたいして無かったし
売れない服を作ってまた捨ててしまうのも馬鹿らしいので
ある程度、コストも落とせるからという現実的なこともあった
まあ、どちらにしても使うことにした

残った生地を集めている倉庫
軽トラに生地を積んで裁断場所へ
仕分けをするのに気合を入れて袖をめくる渡辺
生地の幅や厚みで仕分けする
仕分けをして山にしていく
素材と型で山を分けておく

残った生地(通称残反)で、いろいろな服を作った
そしてそれららのいろいろな服から沢山のことを学んだ

残反を作るうえでの課題 ↓ 

  1. 生地によって生地幅が違うので裁断をするのが大変
  2. 生地の色が沢山あるから色ごとにミシン糸の色を変えるが大変
  3. 生地によって厚みと伸縮性でミシン調整が難しい
  4. 素材と形で合わないものができてしまった。(着れない、壊れやすいなど)

1~4の解決方法 ↓

  1. 工場に行って生地幅と素材を仕分けする
  2. 色を工場に残っているミシン糸で配色として使う
  3. 生地の厚みと伸縮性で、形を4型に素材と型が合うものに絞った
  4. 3の作る上での課題と着る上での機能が重なることがわかり形も4型に絞った

ミシン糸はケースで買うので、使わなくなった糸は余ってしまいます

そんなあれこれがあって今の再生シリーズができました
レギンス、旅レギンス、ドバイパンツ、ストールが生まれました
作りながら、そして使いながら、修正をしながら作っていきます。



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