にんげんのふく 4
第一弾。
詩 ウチダゴウ
染め 宝島染工場(墨+ヤマモモ)
宝島さんの墨染にとても興味があり、にんげんのふくでやってみた。
そして、宝島さんから電話があった。
何もでてこない。そうなんです。詩が浮き出てこない。
どうも、墨は無だから。そう、灰。死。デス。
無反応。素敵すぎる。にんげんだ。
とはいうもの、さすがに詩がでてこないというのもアレで。宝島さんの方でヤマモモかけますかと言われて、たぶん、それに反応して出てくるかもと。ありがたい。ぜひ。そんな感じでできたのが、カーキのようななんとも言えない色。
さいこーです。
話はまだ終わらない。
この墨にヤマモモのシリーズの詩は、着て洗うとドンドン消えていく。詩が。そして、服の色も変化していく。
そう、詩を憶えていないとどんどんなくなる。
いつしか無地になって、あなたの心だけに詩の一部が残る。周りの人にはそこに詩があることは誰もしらない。自分の心だけに残っている。
にんげんって、素敵だという話。