再生のこと①
再生シリーズはかれこれ12、3年目?
最初に始めたきっかけは別に再生シリーズとは呼んではいなかった
ただ、残った生地が工場の倉庫に眠っていて、倉庫の整理に行ったときに、捨てていたのが嫌だった。それから、自分で ブランドをやりたいと思って、売るものを考えていた時、工場で捨てていた生地が目に入った、勿体ないから、これを使おうと思っただけ 。それがはじまり。
工場の倉庫に余った生地は、どんどん山のように積み重なっていく
特にそれらの生地はまた使われることは殆どなかった
倉庫がパンパンになったら、あとは捨てるだけ
昔は月に一度秋田の工場に行って、倉庫の整理をしていた
使う生地と捨てる生地を分けに選別をするため
殆どが使わない捨てる生地だった
そのたびに、倉庫の中で眠っている生地がなんだか寂しそうに見えた
感傷的になっていたのもあるのかもしれないが
それは別にしたとしても、やっぱり勿体ないから使った
あとはお金もたいして無かったし
売れない服を作ってまた捨ててしまうのも馬鹿らしいので
ある程度、コストも落とせるからという現実的なこともあった
まあ、どちらにしても使うことにした
残った生地(通称残反)で、いろいろな服を作った
そしてそれららのいろいろな服から沢山のことを学んだ
残反を作るうえでの課題 ↓
- 生地によって生地幅が違うので裁断をするのが大変
- 生地の色が沢山あるから色ごとにミシン糸の色を変えるが大変
- 生地によって厚みと伸縮性でミシン調整が難しい
- 素材と形で合わないものができてしまった。(着れない、壊れやすいなど)
1~4の解決方法 ↓
- 工場に行って生地幅と素材を仕分けする
- 色を工場に残っているミシン糸で配色として使う
- 生地の厚みと伸縮性で、形を4型に素材と型が合うものに絞った
- 3の作る上での課題と着る上での機能が重なることがわかり形も4型に絞った
そんなあれこれがあって今の再生シリーズができました
レギンス、旅レギンス、ドバイパンツ、ストールが生まれました
作りながら、そして使いながら、修正をしながら作っていきます。