2014.秋田.東京
よはく の はじまり
青いワンピース
朝目覚めたしゅんかんに こもれびが
バーとちらちらしてるのをみて
あー夢だったかー なるほどー となる時間
に、ワンピースきょう着よーとなりました
うみが深くなると
青が深くなります
ちからをぬいたら うかんでいられる
ちからがはいると しずむ
そらのほしまで とおいな
うみのそこまで とおいな
うみにうかんでると
空が青くて
海が青くて
いいきもち
という夢をみたので
きょうはいい青のワンピース
きようとおもいました
つぎは鳥かなー
きぶん
みどりの海
しろの砂
みどりの草
しろい花
こうえんで寝転んで
木の実がつぶれて あかの点がせなかについちゃった
そこからはね生えてきたら いいな
おとなにだって はねはあるよ
みどりいろと
しろいろ
綺麗だね、絵を描こう
そんなきぶん
今日はね、そんなきぶんで
着ましたよ
よはくのこと①
伝統工芸は 自然環境にフィットしてつくったもの
昔から続いている技術だから
その物自体が安定している
いいものとして わかりきっているから
それが特別なものになる前に
使い続けたいとおもった
昔の人たち日本の祖先が リサイクルを普通にしていたのは
資源が限られているから
木をぜんぶとっちゃうと
それが無くなっちゃう
次の人々に つなげていく
種うえを必ずして 過去と未来とつなげていた
祖先に感謝をしていた
感謝をしている状態がずっとつづいていた
それぞれ役割がちゃんとあって だれも無理をしていない
不便だと人にたよったり
眠っていたものが生まれてくるから
不便なことのなかに豊かさがかくれてるんじゃないか
未来と過去が繋がり 循環する仕組みを
現代のやり方でどうにかできないかなというのが よはくであって
それを模索している
それが今 断片的にプロダクトであって
服をつくる人着る人 過去と未来と今がつながって
ずっとつながっていくといいなと思って
備後パンツ
備後節織
素材に出会い、使ってみて、使い続けたいと思った
無くなれば足し、また、無くなれば足す
作る場所があり続ける限り、続けていきたい
備後パンツは余白スタッフが履いている頻度がとても多く
私自身も履いている
備後の生地はあったりなかっり
工場のペースに合わせて生地を発注する
生地が出来上がるまで待つ
作り続けながら、なんとなく色が決まってきた
そして定番になった4色
生成り、中紺、濃紺、薄墨
履けば履くほどに経年して気持ちがよい
余白は基本的にはカットソーしか縫わない
しかし、これだけは例外だ
カットソーの仕様を残しながら、リラックスして履けるパンツを縫っている。
織物だけどストレスなく履けるもの
作り続けた結果、定番になった
nozoki
おーい、とのぞく
のは気になるからです
何があるのかしら、だれがいるのかしら、どーなってんだろー
のぞきです すみません
木の葉の重なりのなか、中に入ってのぞきます
なんとなく気になる気配の場所、のぞいて ちょこんとすわって観察します
もしも物理的に覗いてみるのができなかったら、
頭の中で小人になります、そしてはいります。のぞきます。
例えばおいしいスープのなかとか、ふわふわの綿のなかとか。
yohakuの服だったら、ゆっくり布の中をのぞきながら着ます
(もれなくいい匂いもします)
気になるのが人間なら、目をのぞきます
そらを見上げるって、そらをのぞいてるってことかしら
ぜったいに みんなものぞきだと思う。 認めちゃったらいいとおもいます
余白への道のり JR浅草橋駅編
JR総武線浅草橋駅から店までの道を紹介します。
徒歩で約20分の道のりになります。
まず、浅草橋駅の「西口」出口に出ます。
改札口を出たら、左手にラーメン屋さんが見えます。
そちらの方から道に出てください。
道に出たら、右折して線路沿いを進みます。
左手にLAWSONやCAFFE veloceなどが入ったビルが出てきたら、左折します。
歩き進めると、道の奥に「鳥越神社」が見えてきます。
神社まですすんでください。
鳥越神社の目の前で信号を渡ります。
神社の入り口まで歩いてください。
そうすると道の先に、駐車場「フルーツパーク」が見えてきます。
この駐車場を通り過ぎたら左に曲がってください。
左折したら、道沿いに余白の店舗が見えます。
ラッピングの紙屋さんの、左隣の建物です。
入口のelabキッチンカウンター後ろを通り、
建物内の階段を上がった2Fがお店です
ようこそ、余白へ!
再生のはなし2 レギンス編
再生シリーズの型でレギンスがあります
かれこれ数万本作って売ったと思います
このレギンスは、伸縮性のある素材で作っています
もともと、最初に作ろうと思ったきっかけは
工場の倉庫に一番といっていいほど、この伸びる素材は余っていました
なぜ、余るかというと、通常この素材はTシャツや長袖、スウェット素材の襟や袖口、裾に使われるので必ずと言っていいほどあまります
生地を発注する際に、メインで使う生地より使わないのですがメイン生地と一緒のようにロットで買うので余ってしまいます
メインが80メートル使うとしてリブ部分は5メートルだけ欲しいのですが、生地のロット上40メートル買わないといけないと、35メートル余ってしまいます。そんな感じでどんどんあまります。
生地幅も狭いものが多いのであまり製品化も向いていません。取り都合が悪いという感じ。まあなんでしょ、面倒くさいとういう感じです
特徴としては、生地幅が狭いのと伸縮性があります。そしていろいろとつくってみてゴールしたのがレギンスです。レギンスだとギリギリ生地幅にすっぽり入って、伸縮性があるためレギンスにちょうど良いです
そして作ってみてわかったのは、意外に綿100%のレギンスがあまり売っていないらしいということです。基本的には綿100%の生地の残反で作っていますが、時期によっていろいろな素材もでます。
季節によって、素材の厚みや編みが違うものがでてきますが、毎回、ちがう色と素材が生まれてくるので楽しんで選んで頂ければこれ幸いです
産直のこと①
その土地で生まれた技術や、個人で活動してる方々がコツコツと毎日の日常の中で染めたり織ったり縫ったり育んでいる人と一緒に作ることが産直。日本の感性を現代の日常着として残していきたい。
産直シリーズは、コツコツと生産者の方に合わせたプロダクトです
多分、最初に産直と意識して作ったわけではないが、群馬県桐生市にある工房風花の板野さんとの出会いから始まった
板野さんは草木を染めたり自分で機を作り色々な方に体験と学びとして教えている方です。
最初に産直として作ったのは桐生のシルクの糸で作った横編みの試編みです。板野さんから糸を買い、秋田県で編んでもらいました。そのとき、秋田のニット工場の社長から電話があり、とても懐かしい糸だと聞きました。
その社長は福島県の出身でお母さんが蚕の世話をしながら、いつも家で糸を引いていたそうで、その時の、蚕の糸のキュッキュッとした感触を思い出したそうです。
産直は日本にあたりまえにあった技術というか、日常に溶けたんだ毎日の日常だったことを思い出す機会があります。
今までに、作ったモノやサンプルで終わったモノを合わせると何点つくったのだろう。草木、藍染め、インディゴ染め、蚕、織物、産地の糸。今後一つ一つ思い出しながらブログに書き溜めていこうと思います。
ふるえる
朝、起きたら
さむかった
手足が顔が冷たくなっていた
目が覚めているのか寝ているのかわからなかった
今、ここにいることが不思議だった
毎日の毎日が僕の中で楽しくもなく悲しくもない日々
明日の朝方、呼吸をするのはだれ
僕の精一杯を胸に
息をはくと
たばこをすったように白く煙がでる
それは
いつかきっと、煙は天高く、宇宙へいくのだと思っていた
僕は宇宙から君を見下ろす
冷たくなったからだ
いつかきっと、誰かが僕を起こしてくれる
毎日の毎日の内側から