種からはじまる服づくり 今年の茶綿回収します!
昨年から始めた余白の活動「watanabe cotton project」。
綿花を皆んなで育てて服にしてみたいと始めたプロジェクト。
このプロジェクトの大切なことは、特に失敗も成功もなく、まずは育てることをやってみようと思い、始めた事です。
考えているのは、自然のペースに合わせて服を作りたいと。
綿を育て、回収して、糸にして服にできたら良いなと、あくまで自然のペースで。
やったことが無いから実際どうなるかは分からない、けど、やらないよりやってみた方が良いと思ってとりあえず何も決めずにはじめてみた。
1年目が終わり、今年2シーズンに入りました。
かれこれ種を植えてから1年半位たちます。
特にゴールは決めていないので焦ってはいないのですが、形にはしたいのでとにかく1つずつ進めています。
6月に紡績工場へ送った茶綿が糸になって、編み終えて、11月に生地として出来上がってきました。
種から服になるまで約2年かかります。想像よりもはるかに時間がかかりました。
多分、今後はもう少し縮まっていくかなと思いますが、やりながら自然のペースに合わせて、色々な人たちと綿を育てながらいつか服になる。
今年育てて頂いた綿が服になるまでは、また先の話になると思いますが、気長にこのプロジェクトを見守って頂ければと思います。
〈茶綿回収と綿くり体験 1/13(金)~1/28(土)〉
昨年に引き続き、今年も茶綿を育ててくれている皆さま。ありがとうございます。そろそろ収穫も落ち着き、回収を待ってくれている頃だと思います。
すでに余白へ届けてくれた方もいらっしゃいますが、来年1月の綿くり体験イベントに合わせて、皆さんのワタも回収させていただきます🌱
お店に来られる方は、手動綿くり機でぜひ種とワタを分ける体験をしてみてください。
(どなたでも体験できます)
そして3月~4月頃に、茶綿のタネを配りますので、栽培してみたい!という方は、お知らせを楽しみにお待ちください。
育てていただいた綿(ワタ)の回収方法🌱🌱
① 余白店舗に持ってくる
② 郵送する
〒111-0054
東京都台東区鳥越2-2-7 余白
*2月以降でも綿の回収はしていますので、あわてずにお届けいただけたら嬉しいです。
余白への道のり 浅草線 蔵前駅編
浅草線でお越しになる際、最寄り駅は『蔵前駅』になります。
「A3 」「A1a」どちらかの出口から地上へ。
このページでは、余白の店舗までの道のりを、出口ごとに2パターン紹介します!
① A3出口からの道のり
出口の階段を上がると、大きな通りに出ます。
すぐ隣にあるホテルを右手に見ながら進み、「蔵前二丁目」という信号を横断。
「MBC BUILDING」という建物に向かってもう一度、信号を渡ります。
そこからは道なりに進んでください。
「蔵前橋通り315」の印が見えたら、右へ曲がります。
道なりに歩くとピンクの建物が見えてきます。
その信号を右に渡ってください。
信号を横断したら、数分まっすぐ進みます。
「フルーツパークパーキング」の駐車場がある曲がり道を、右へ。
曲がったらすぐにラッピング屋さんが見えます。
その奥に見えてくるのが、余白のお店です。
ここが入り口です。
elabさんのキッチン横を通り、階段を登った2階スペースがお店の空間です。
② A1a 出口からの道のり
出口の階段を上がると、「SQUARE cafe」というお店が目の前に見えます。
カフェから大通りに出て、左折します。
「セブンイレブン」がある道をまっすぐ。
「江戸通り6」「蔵前橋通り315」の交差点で、右方向へ信号を渡ってください。
そこから道なりに歩いていただくとピンクの建物が見えてきます。
そこの信号も直進。
その後もまっすぐ進みます。
「フルーツパーク」という駐車場が見えた曲がり道を、右へ。
10秒くらい歩くと、ラッピング屋さんが見えます。
その奥に見えてくるのが、余白のお店です。
ここが入り口です。
elabさんのキッチン横を通り、階段を登った2階スペースがお店の空間です。
someya apparel 展示会 5/20-22
someya apparel展示会 5/20-22 @余白
昨年の夏に東京でSOMEYAの受注会があり、リモート(PC越し)のななこさんに久しぶりに会いに行ってから、ちょうど1年。
あのSOMEYAのコレクションに再び出会う機会がこんなに早く訪れるとは、そして奄美の金井さんの泥染めとななこさんのコラボも一緒に見ることができる。
心の中で願っていたことが、だれかに聞こえていて叶えてくれたみたいです。
5/20-22の3日間、 someya apparelの展示会を余白3Fスペースで開催します!
今回は、SOMEYAコレクションのレッド、グリーン、チャコールの3色とともに、奄美の金井工芸さん による泥染めの特別なコレクションが並びます。
会期中3日間は、SOMEYAのななこさん、そして奄美の旅に同行された写真家の中川正子さんも一緒に在店されます。奄美で撮影した正子さんのポストカードも数量限定で販売します。
余白2Fでは、この機会をつなげてくれたヤマチさん と someyasuzuki草木染の短パン販売もあります。
5/22(日)は臨時で営業します。
みなさんと安心してゆったりと時間を過ごせるように、私たちも準備をがんばりますので、ぜひ、楽しみにいらしてください!!
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展示会について詳しくは、 someya apparelのお知らせをご覧ください ↓
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特別なコレクションを再び。
奄美大島、金井工芸の藍泥染めの色。今度は東京 @yohaku_torigoe でお披露目します。今年の冬に開催した、中川正子さんのアトリエGATHERでのSOMEYA番外編です。
今回は、奄美の空気を纏った正子さんの美しい写真で、スペシャルなポストカードとタブロイドをつくっています。タブロイドはtake free、ポストカードは会期中、数量限定で販売予定です。
そしてそして、正子さんの選んだ泥染めの限定カラーが新たに登場します。たくさんの方に手にとっていただいている人気のノースリーブワンピース。テーチ木と泥で染める、なんともシックな色なのです。準備ができたら、またこちらでもご紹介します。
アトリエでの展示会だけでなく、奄美大島への旅にも同行してくれた正子さん。今回の開催にあたって、三日間ともに会場での時間を過ごしてくれることになりました。今回だけの特別な時間を、みなさんとご一緒できますように☺︎
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dye @yukihitokanai@kanaikougei
photo @masakonakagawa
graphic design #cacsi@minako_ykg@rodriguez4464
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The Colors of Mine | The Colors of Theirs
#1 藍泥染め(金井工芸/奄美大島)
SOMEYA 受注会 at 余白 3F
@yohaku_torigoe
5/20 fri – 5/22 sun
12:00 – 18:00
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オーガニックコットンと草木染めのソメヤスズキから誕生した、色を纏うアパレルラインSOMEYA。三色でお届けしたデビューコレクションを、奄美大島の金井工芸、金井志人さんに染めていただきました。
インド藍で染める鮮やかな濃淡の藍色に、泥染めの渋みを重ねた、くすみのある二色のブルー。奄美大島でうまれた色を、SOMEYAの服にのせてお届けします。
▪︎受注生産のため、商品のお届けは6月末頃〜の予定です。
▪︎藍泥染めの受注会と合わせて、デビューコレクションの三色と、今年新たに加わった新作のアイテムもご覧いただけます。
▪︎お手持ちのSOMEYAシリーズの染め直しや修繕を承りますので、ご希望の方はご持参ください。
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The Colors of Mine | The Colors of Theirs
植物の内包する色の世界と対峙する彼らの眼差しは、私たちのそれととても近く、けれど同じではない。共感と尊敬と羨望の入り混じる、私たちにはつくることのできない色。各地の職人たちが染める色を纏う、SOMEYAのもうひとつのかたち。
#1 藍泥染め(金井工芸/奄美大島)
インド藍の沈殿藍染めに泥染めを重ねた色。泥染めは、奄美大島でテーチ木と呼ばれる車輪梅の染液と、鉄分を含む泥田を行き来して色を染める伝統的な染色技法です。大島紬の深い黒を染めるまでには、幾度となくその工程が繰り返されます。
someya apparel コレクションはこちらからもご覧いただけます→https://someya-someyasuzuki.jp/all/
はじまり
2022/6/1
はじまり
屋上で栽培した綿
10鉢
綿40g
種150g
綿繰り時間1.5h
TEEシャツ1枚250gとして袖1枚分位の綿
今月の末に皆さんから頂いた綿と、福島のkitenさんの綿を混ぜて紡績をかけます。そこから生地を編んで服になるまでもう少しかかります。
なぜ、綿を自分たちで栽培して服にしたいのか。それは、自然と人の間の繋がりを服を通して伝えていきたいからです。
これから世の中は加速していくと思う。コロナ中に私たちは自分たちのペースを見つけた。
周りに合わせるのではなく、自分たちのペースや自然の流れのペースに合わせることが、この先大事だと考え始めています。
綿を栽培することで、大きな自然の流れの中に身をゆだねることができます。
最近の会社の会話の中で、屋上の綿の発芽率が悪いのと虫に食べられているのは、雨なのか気温なのか土なのか何が原因なのか立ち話をしています。
日常の中に自然が入り込み、服が私達ごとになり始めました。とても嬉しいです。去年育てたこの綿は、今回できる生地の0.01%も満たない分かも知れないけれど、初めて自分たちで育てた綿を着ることで、どんな気分が待っているのか楽しみで仕方ありません。
そしてその気分から、新たな服が生まれてくるかと思います。
よはくのものづくり 杢グレー
毎年、定番以外の季節素材をいくつか作っている。
いつも出来上がった生地を見て、それからその生地にあった形を考えはじめる。
そうすると素材にストレスがかからないかなと思ってる。
一般的には、デザインから考えて、そのイメージに近い生地を探して、それで服を作っていくから、素材の機能はあまり見ていない事が多くて、形とかデザインの優先度が高くなる。
素材の特性、特徴を知らずに、あくまでトレンドのものを作ると、結果的に長く着なくなってしまう可能性が高い。
素材と形が合ってないと着づらかったり、あきちゃったりしちゃう。だから、自分たちでかならず着て、経験を更新するのを大事にしている。
素材を新しく作るときは、生地やさんに行き、生地見本を見せてもらって、定番の布もあるんだけど、それはたくさん出回ってるから、そしたら 裏は茶綿にしたほうがいいんじゃないかなと思って、yohakuの素材はつくっている。
例えば、裏茶綿の表トップ(杢調の生地)が好きな理由は、
どこまでも均質性がないから。
注:トップ糸とは”綿染め”をした糸。 糸になる前の綿(わた)の状態で染めたもの。 綿染めを施すことで糸自体に自然なムラが生まれ、その糸を使って編むことで、味わい深い色合いの生地が生まれる。
裏側の茶綿は染色していない自然な色だから、濃淡があって、マットじゃないし日焼けもするし、すごく自然物に近い。
木とか葉っぱに近いなと思う。
だから茶綿が好き。
トップグレー(トップ糸の杢グレー)ってどこまでも べたじゃないから、ずっとランダムな状態がつづいている。
それがつづく(連続性になる)とそれがべたに変わる(見える)こともあるからそれも面白いと思う。
あと、バージンコットンといわれている、綿のままと染色したグレーをまぜて作っているから、後染めの糸よりも風合いがとてもいい。
グレーの黒いとびとびがアットランダムに入っているのが、自然的でいいなと思う。
だからこの生地はこの色しかつくってない。
どこまでも安定しない、というのが僕は好きなんです。
同じトレーナーを横にならべても よく見たら同じじゃない。
そして、
縫う人たち、生地屋さんにもストレスがかからないように発注して作ってる。
トップの糸と裏の糸の色だけ決めて、
それで吊り編みっていう条件だけだして、あとは生地屋さんにまかせている。
吊り編み機が混んでるって言われたから、その時空いている吊り編み機に入れてくださいって言った。
そしたら空いてる吊り編みに入れてくれて、動いてない機械を稼働させてつくってる。
だから、どこにもストレスがかからないで、これは生まれてくる。
パタンナーさんも、服のアウトラインを伝えて、縫製仕様とか細かいところはおまかせだし、
縫製も縫いづらいって言われたら、やり易いようにすぐに変えてもらってる。
そうすると現場もそれのまま流れていく。
とにかく、生産の流れが詰まらないように、考えてやっている。
それもあくまで自然のながれで、現場のペースでぜんぶ直せるように、僕がこうしてというのは、とくにない。
ある程度身をゆだねて、作るようにしている
それは売る場所もおなじ。
それが着心地につながるかはわからないけど そういうことをずっとやっている。
こうしてできた素材
「茶綿吊り裏毛 サンドベージュ杢」
羽織りとトレーナーをつくりました。
しっかりもちもちでありながら、茶綿のふわふわ感、どこまでもランダムな杢グレー
都会にも自然にもなじみそうな やさしい色合いです
種から始まる服作り 2022年 はじまります
昨年からはじめた茶綿プロジェクト。
春に種を配り、それぞれの環境で育てて収穫できたら、綿を回収して、そして生地にして服をつくる。
1年目でやっと、茶綿を栽培して収穫するまでの1つの循環を経験することができました。
皆さんから送っていただいた綿を、ワタの繊維とタネに分けて、いよいよ紡績工場へ送ります。生地になって服になるまでは、もう少し時間がかかりそうですが、ひきつづき見守りいただけたら嬉しいです。
昨年育ててくれた方のほとんどが、今年もまた育てたい!と種を待ってくれていること、とってもとってもありがたいです!
育てている時の気持ちがどうしたって伝わってくるのが、このプロジェクトのいちばんの楽しみであります。
また今年も一緒にがんばって育てましょう!
そして、今年から茶綿を育ててみたい方は、今週末から余白店舗にてタネを配ります(~5月末まで)ので、お店にいらした際にスタッフへお声がけください。
茶綿栽培プロジェクト(watanabe cotton project)
なんとなく考えているのは、自然のペースに合わせて服を作りたいと。
綿を育て、綿を回収して、糸にして服にできたら良いなと。あくまで自然のペースで。
そうすると服は一年に一度しか作れないことに気がつく。今から育てた綿は9-12月くらいに収穫して、種と綿に分けて、糸にして生地にして服になる。
そして、4.5月に分けた種を土に植える。そして、同じサイクルを繰り返す。
ゴールはないが循環というものが生まれると思う。上手くいくかは分からない。けれど、やらないよりやることに意味があると思う。だから、やってみる。
服の循環と自然のリズムとそこにあるかも知れない豊かさを探すために。
福島県いわき市で茶綿の有機栽培をしている、起点(きてん)さんと知り合ったことで始まったプロジェクト。
茶綿をそれぞれの環境で育ててみて、秋に綿が収穫できたら余白で回収して、茶綿ブレンドの生地を作り、Tシャツにします。
起点 @kiten.fukushima
福島県いわき市で、在来種の茶綿を有機栽培し、それを原料としたコットン製品の企画・製造・販売までを行っています。
起点さんから昨年収穫した茶綿のタネを譲っていただいたものを、皆さんにお配りします。
http://kiten.organic/
タネの配布から綿(ワタ)の回収まで
1.タネを配る(余白店舗にて4/15金~5月末まで 無くなったら終了)
🌱育てるにはどんな環境が必要か、2.3枚目の画像を参考にしてください
2.育てる
起点さん&余白の育て方ガイドを種と一緒にお渡しします。
土や虫や様々な環境がそれぞれ違うと思うので、日々観察しながらがんばって育ててください。
余白では、2年間失敗つづきでしたが、昨年は起点さんの栽培方法を参考に育てたら花が咲き綿も収穫できました。
土に肥料を加えて根っこが伸び伸びできるように、プランターを深くしたことと、虫よけに木酢液を薄めてスプレーしたのが良かったみたいです。
今年もインスタストーリーズやブログにて栽培記録を更新します。
3.綿(ワタ)の回収(9月~12月末まで)
① 余白店舗に持ってくる
② 郵送する
〒111-0054
東京都台東区鳥越2-2-7 余白
店舗営業日
金曜 13:00-18:00
土曜 12:00-18:00
余白の始まりは残反から
余白の始まりは残反から
oemを辞めてブランドを始めたのが
10年以上前のはなし
余白になるまでに長い年月がかかった
もう、どの位の残反を使ったかは分からない。
何万着なのか何十万着の服を残反や残糸で作ったのだろう。
そして、それらの服を販売して余白は今の余白になった。
残反で色んな形の服を作った。
本当に沢山の種類の服を。
そんな残反からできた何百種類の服から最後に残った形がドバイパンツ。
工場が閑散期になると、そこの工場に残っている残反で作って貰うようにしている。
以前は残反を他の工場に移して作っていたがマイレージや工場のことを考えたら、そこで作った方が良いと思うようになってそこの工場で作って貰うようにしている。
現在ドバイパンツは、4カ所の工場さんで、残反と閑散期がうまく噛み合ったら作って貰うようにしている。
今回のドバイパンツは知り合いの生地屋さんの工場で作って貰った。
残反の服作りは余白の大切な部分の一つ。
勿体ない。使い切る。大事に。
初心忘れるべからず。で、ある。
よはくのものづくり
セーターっぽいトレーナーを作りたい
それで、生地屋さんから見本を送ってもらった中から
この感じに近いのを見つけていく
こういうもの作りたいって言って
生地を見た中で これが近いと伝えて
それの特徴を教えてもらって
特徴にあったものを乗せかえるというか
それに近づけるというか
その風合いに近づけていく
今回は たとえば裏糸が無撚糸(むねんし=ほぼ綿の状態)を使ってるって話になって
その素材の特徴をきいて
なんかイメージとそのものとを だんだん話しながら
近づけてもらうというか
生地やさんも実際作らないとわからないんだけど
なんとなーくそのイメージでつくって
明確にこれじゃないとってのはない
昔 下請けで洋服を作ってたときに 大変だったのが
こうしてくれって決まっていて
生地屋さんもつくったことないのをつくるから
精度の高いもの求められると むずかしい
よはくは ものづくりとしては
作り方が違うというかユニークというか
許容をもってつくってるから
ある意味なかなかできないものが できる
現場(工場)とイメージを合わせながらつくる
作ると売るが どっちも優先てわけではなく
自分の経験もあるけど 現場の職人さんの話をきいて近づけていく
原料とか糸の名前きいて その時のかんかくでピンときたのを生地にする
それは自分のなかのストック(経験)があって
それで テストでやった中でこれはいいぞっていうのが 定番素材になる
思いつくまでが時間かかるから
ぐうぜんとか 何かのきっかけでインスピレーションおりてくるまで待つ
ぐうぜんを大事にしてる
許容があるといい生地がつくれる
そしてお客さんもよろこんでくれる
(秋冬素材 メリノウール裏毛)
いままでにないくらい くにゃくにゃもっちり かるふわ素材ができました
よはくのオリジナル素材はとても魅力的です
今後もおたのしみに。
綿の回収 一巡目
綿の回収
一巡目
去年、福島のkitenさんから頂いた和綿の茶綿を、育ててみたい方に種をお配りして約1年、いろいろなところで育った綿をお店に持って来て頂いたり、送って頂きました。ありがとうございます。
現在、順番に綿繰りをして、育ててくれた方に種を戻させて頂いてます。
3月末までには戻せるようにと思ってます。
綿繰りをしてみると自然環境で綿のつき方や綿の色や種の大きさがまちまちで、一つ一つが人のように違うのがとても楽しく、余白メンバーも時間が空いた時に綿繰りをしています。
これから回収した綿を、kitenさんから分けて頂いた綿と混ぜて糸にしていきます。
そして、何かしらの形にして行こうかと思います。
綿を育てて、たくさんの学びがあります。改めて綿にも野菜や果物、お米のように一年に一度の収穫の時期があることに気が付きます。
自分自身、服という形になると、そこがゴッソリ抜けていて、いつでも買えるモノになっていたなと。
このプロジェクトは、4.5年前位に綿花を栽培している農家さんと出会い。そこで体験したことが、自分の心の中で豊かさに繋がり、少しでも誰かと一緒に体験したいと思っていました。
コロナになって諦めていましたが、新たな出会いを頂き今回一巡目ができました。
まだ、形にもなっていませんが、3月末から4月上旬にかけて二巡目の種配りをしようと思っています。
改めてご連絡致しますので興味がありましたら参加して頂ければと。
改めてありがとうございました。
引き続きよろしくお願い致します。
追伸
綿繰り機を購入して、この先も気になって
糸紡ぎ機も購入しました。現在シーズンらしく1ヶ月半待ちなので待ち遠しいです。糸紡ぎスキルを身につけましたら、お店で体験ができるようにしますので、改めてご連絡致します。
あらたな活動
ワタナベコットンプロジェクト
通称ワタプロ
去年から始めた余白の活動
綿花を皆んなで育てて服にしてみたいと始めたプロジェクト。
このプロジェクトの大切なことは、特に失敗も成功もなく、まずは育てることをやってみようと思い始めた事です。
余白の服作りに欠かせない残反で服を作る。
かれこれ、10年近くそんなことで服を作っていました。
結果的に残反は出続けることがわかり、それから定番という形で服を作ることで残反が出ない仕組みにたどり着きました。
不思議なことに10年前は残反で服を作って販売していると、何でこれは安いの?
なんでこんなに素材がバラバラなの?
残反なんですと説明すると、怪訝な顔をして買ってくれないことがありましたが、今は勿体ないが当たり前になってきたので、価値観は時代と共に変化していくんだなと。
そして、次に考えたのは捨てられない服を作ることです。
それが、種から始まる服作り、ワタナベコットンプロジェクトです。
綿はまだまだ、お米や野菜のように私たちにとって身近な作物ではありません。
このプロジェクトで、もう少し綿と近づいて、食べものと同じような感覚になるようにと努力していきたいと思います。
まだまだ、時間はかかると思いますが循環するかたちになるまで諦めずに続けていこうと思います。
もしかしたら10年後それが当たり前になってると良いです。
お店に育てた綿を持ってきて頂いてありがとうございます。大切に使いたいと思います。